悲しくなったり虚しくなったとき、
辛さを思いっきり共感して「わたしだけじゃないんだ、この気持ち」と
肩の力を抜くのも一つの手です。
と言ってもすぐに友達と会えなかったり、話しづらいときには、手軽に読める漫画がおすすめです。
中でも、女子の気持ち、脳内をリアルに描く「にくまん子先生」の漫画がイチオシです。
※作者の名前は変わってますが、内容はまともです。笑
そこで今回は、『涙煮込み愛辛さマシマシ』という作品を紹介します。
目次
『涙煮込み愛辛さマシマシ』ってなんぞや?
辛い、辛い、辛い。でも、やめられない。恋も人生も――。
「涙煮込み愛辛さマシマシ」Amazon商品ページ
恋に溺れ、愛に生きる女たちの心えぐられる短編集。
Amazonの説明はこちらですが、登場するのは恋愛におぼれる女子だけじゃありません。
「あー私ってダメだな、何やってんだろ」と、ときどき虚しくなってしまう女子達の9つの短編集です。
フィクションだけどものすごくリアルです。
SNSを見てみると
「この話私のこと…?!」
という共感の声が多いです。
言葉にできないリアルな感情がそのまま漫画になったような作品で、
読むといろんな感情が沸き上がります。
ネタバレ無し『涙煮込み愛辛さマシマシ』 の収録作品を紹介
収録作品「青空飲ミ会地獄」の感想

「 青空飲ミ会地獄 」の感想は、

恋愛のアリ、ナシの判定はもろい。
「 青空飲ミ会地獄 」 は、いい人止まりと思っていた人に不意にドキッッ…っとする瞬間の話です。
完全な友達、「ナシ」の判定をしていた人から急に「かわいい」と言われたとき、
…えっ?!
((そっちがアリならわたしもアリだけど??え??))
と急にザワザワドキドキしていく、そんな場面を切り取った漫画です。

あるある…
一瞬で「アリ、ナシ」が崩れてしまう。
平穏だった関係に「欲」や「焦り」「浮かれる心」が現れる。
そんな脳内が面白いほどそのまま表現されています。
収録作品「考えるアシコ」の感想

「考えるアシコ」 という作品は「生きづらさ」をテーマにした作品です。
この作品を読んで私が思ったことは

「あなたって、考えてなさそう」とか言っちゃっう人になるよりは、もがいて生きてこう
作品に出てくる「アシコ」はぐるぐる考えて、テンポが人よりも2歩も3歩も遅れてしまう女性です。
考えすぎてキャパオーバーになったり、何が言いたいのかわからなくなってしまうことが日常茶飯事。
本人としては自分なりに考えているのに周りからは「不思議ちゃん」「ふわふわしてる」と思われてしまうアシコ。
ある日、お酒が入った席で「考えて無さそう」「現実見えて無さそうだよね」と心ない言葉を言われてしまい、アシコの中で何かがプツンと切れてしまいます。

私もアシコに似てるところがあるので分かる。
人から、なめられやすいんだよね。
周りからは見えないドロドロした感情に苦しむ様子や、必死に生きてるアシコに、共感できる女性も多いと思います。
結構リアルでドロドロですが
最後はホッとできる終わり方でスッキリします。
涙煮込み愛辛さマシマシの感想まとめ「もやもやを共有できる漫画は救いになる」

もやもやとか死にたいとか、大人になると共有しづらいですよね。
この漫画を読むとホッとする。軽くなる。
うわ私じゃん、と思えると安心できるんです。
「あーーー、わたしってダメ」
って胃がキリキリしてるときに読むと、ちょっと痛みが和らぐ気がします。
めちゃくちゃリアルな漫画を探している人は絶対読んでもらいたいです。
くにまん子先生の他作品の感想はこちら≫ダメダメな私達に寄り添う|にくまん子「泥の女通信」【感想・ネタバレ】
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